
生麦は古くからの漁師町で、昭和28年以来、毎夏、魚介商組合主催で、魚介を供養する「放生会」が行われています。今年も、地域の方、小学生の希望者が集まり、お堂に入りきれないくらいでした。

住職による読経の後、子どもたちも焼香していました。私たちの命の源である食事には、生き物のいのちが切っても切り離せません。ごはんを食べる時に「いただきます」、食べた後は「ごちそうさま」といのちに感謝する心を忘れないようにしましょうというメッセージが、子どもたちの胸にも届いたことでしょう。

その後、貝がら浜に向かい、生きた貝や魚を手でつかみ、鶴見川に放しました。いのちに感謝する心が育まれ、今後も地域の力で継承されていくことを強く感じる一時となりました。
(生麦地域ケアプラザ 雪嶋 星良)