2016年7月5日火曜日

「つなぐ」とは

 【地域行事参加報告・生麦地域ケアプラザ
  7月3日(日)「生麦の道100年紀委員会」による第2回「生見尾(うみお)発見塾」に参加しました。生見尾とは、今となっては少し聞き慣れない言葉ですが、1889年から1921年に生麦村・鶴見村・東寺尾村・馬場村の一部が合併して、生見尾村になったといわれています。


 第2回「生見尾発見塾」では、‘生麦の伝統芸能をつなぐ’と題して、生麦の伝統芸能の紹介、後世に継承していくために何ができるか、それぞれ関わることになったきっかけなどを交えながら座談会が行われました。

 生麦甚句や生麦囃子の実演だけでなく、囃子にあわせて舞っていた中学生が参加者をまわって、実際に獅子にさわれるという貴重な体験もできました。また「蛇も蚊も」の蛇の作り方をおさめた映像を見ながら、解説を伺いました。蛇を作成するために、萱を干すことのできるスペースを確保して会館が作られているなど、次世代に向けて地域であらゆる工夫がなされていることを感じました。

 生麦の伝統芸能が一堂に会し、地域の力でこれまで歩まれてきた熱い思いがひしひしと伝わってきました。このようなかけがえのない出会い、交わりを通して、これからも地域でつながっていくことを願っています。   
               (生麦地域ケアプラザ 雪嶋 星良)