


おもちつきの実施には、事前の準備から多くの方が携わられていて、それぞれの持ち場を守られていました。当日は、男性が火の番やつき手などの力仕事を務められ、子ども会のお母さん達や婦人部の方がつきたてのおもちをテキパキと仕上げる作業をされていました。また、体の温まる豚汁やお汁粉など、様々なものを作られていて、おいしいつきたてのおもちに思わず頬が緩み、外の寒さも忘れるほどに会話も弾んでいました。昔は生麦に三館も映画館があったなど、普段は聞けないような話も伺えて、とても楽しい交わりの時となりました。特に、かつて煮物屋さんを営まれていた方によるお手製のあんこは、頬の落ちるおいしさで、皆さんおいしいおいしいと大人気でした。道念稲荷では、横浜市無形民俗文化財に認定されている生麦囃子も奉奏され、生麦らしさ溢れるおもちつきの一時となりました。
私たち職員も、地域の方に混ざっておもちをつかせていただき、「上手いね~」というお世辞(!)をいただきながら一生懸命つかせていただきました。また、かえし手にも挑戦させていただきました。皆さんの大切なおもちがかかっているという緊張感の中、つき手とのタイミングをはかりながら、熱いおもちを返すのにはじめは苦戦しましたが、少しずつコツを掴むことができました。貴重な体験をさせていただき感謝申し上げます。
今年も残すところ一ヶ月を切りました。益々寒さが厳しくなりますが、地域の皆様の健康が支えられますようにお祈り申し上げます。
(生麦地域ケアプラザ 雪嶋 星良)