2016年4月28日木曜日

生麦の伝統文化にふれて

【生麦甚句練習参加報告・生麦地域ケアプラザ

 4月28日(木)地域で行われている「生麦甚句」の練習にお邪魔してきました。
 「生麦甚句」とは、江戸城に新鮮な魚介類を献上する御菜八ヶ浦の一つとして栄えた生麦の漁師の心意気を伝える民謡です。現在、月に二回町内会館にて練習が行われています。
 とりあえず「大きな声で歌ってごらん」と気さくにウェルカムな雰囲気に包まれ、一緒に歌わせていただきました。難しくよく分からない歌詞の意味を伺うと、丁寧に教えてくださいました。また、踊る人や歌う人がやりやすいように盛り上げる囃子のポイントを教えていただき「声が響いていいね」とお世辞とは分かっていても、嬉しい気持ちになりました。
 甚句の練習だけでなく、生麦の話にも花が咲き、生麦で戦争体験をされた方の話や、今では花月園駅や住宅街になっているあたりまで、かつては海苔を干していたという話など、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
 温かく迎えてくださった皆さんに感謝します。今後、生麦の伝統文化がますます地域で広まり、継承されていきますように祈っています。
                                  (生麦地域ケアプラザ 雪嶋星良)