
一人の少年を救うために、カナダの学生が始めた「いじめの反対運動」です。2007年にカナダの学校で、ピンクのシャツを着て登校した少年が、ゲイと言われていじめられました。それを見た生徒が、翌日50枚のピンクシャツを手に入れ、みんなで学校に着て行ったことで、学校中がピンクに染まったと言われています。その行動は、いじめを自然と止める結果となりました。そこからカナダ全土、世界でいじめられている子どもに連帯し、いじめをなくそうと2月の最終水曜に「ピンクシャツデー」として行われるようになり、大きな社会現象を巻き起こしました。

このように、身近なところから取り組むことで、少しずつ輪が広まり、いじめで苦しむ子どもに寄り添う一歩につながればと願っています。世界からいじめや差別がなくなることを祈りつつ、周りの人を大切に思う優しい心を持って、学校や家庭、職場など置かれた場所で行動していきましょう。
(生麦地域ケアプラザ 雪嶋 星良)