2017年6月5日月曜日

世代を超えて大切に受け継がれる「蛇も蚊も祭」

【地域行事参加報告・生麦地域ケアプラザ】

6月4日(日)爽やかな青空の元、横浜市の無形文化財に指定されている「蛇も蚊も祭」が行われました。

「ねぇねぇ、蛇も蚊もって、どういう意味か知ってる?」というやりとりが、あちらこちらで見られ「勉強したんだ!」と自らの言葉で由来をしっかりと説明している小学生や、幼い子どもに大人がわかりやすく説明している姿が見られ、地域で大切に受け継がれている様子を肌で感じました。

 約300年前に疫病が流行した時、萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことに始まると伝えられている、蛇も蚊も祭。午前中には本宮地区、午後には原地区で行われました。大蛇の頭を大人が、胴体を子どもたちが担ぎ、「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け、出たけ、出たけ」と唱えながら町内を回り、玄関で蛇を高く掲げ、今年一年元気でいられますようにと祈願しました。

 生麦の子どもたちは、身体に染み込んでいるようで「次は生麦小学校で3体が絡み合うんだよ」「左右交互に担ぐと歩きやすい」など、子ども同士が教え合っている姿は微笑ましく、まさに地域の伝統を受け継ぐ担い手としてたくましく感じました。


 このような伝統的な地域で大切に受け継がれているお祭で、ケアプラザにも蛇が入って祈願してくださり感謝しております。
なんと・・!
ケアプラザ用にミニチュアの蛇を作っていただきました。大切にさせていただきます。
 (生麦地域ケアプラザ 雪嶋星良)